ハンディキャップ婚活その3

病気や障害などハンディキャップを持つ方の婚活について、これまで2回にわたってお話をしてきました。
今回は、では実際にどこで何をすれば良いのかということです。「チャンスはあります~」と言っても、通常の婚活で不利になることは否めないからです。

これまでのまとめ

前2回でお話したことを以下に箇条書きします。

  • ハンディがあっても結婚するべきで反対される道理はない
  • 結婚したほうが絶対に生活や仕事が向上する
  • ただしハンディがあることで避けられる、嫌だ、反対されることは実際あり仕方がない
  • ハンディがあっても問題ないという人や、ハンディを持つ人同士を探す必要がある
  • 精神障害や精神疾患は身体障害、知的障害に比べて避けられる傾向がある
  • メンタル系を病んでしまうと働くことができなくなってしまう場合がある
  • 婚活なのである程度の収入が必要。特に男性は何らかの安定した収入を持っていることが前提となる(障害年金等も可)
  • 障害者雇用で働いている人の収入は新卒並み(それ以下)が多く婚活では苦戦する
  • 障害者の法定雇用率が2%前後であるため決して障害を持っている人は珍しくない

これらを理解していただいた上で、少しでも結婚できる方法を考えていきたいと思います。

具体的におススメしたいハンディキャップを持つ方の婚活方法

障害や病気などハンディを持つ人はどこで婚活すればよいのでしょうか?
以下でおススメするものを挙げます。
個別に紹介している婚活情報サイトはここだけです!

結婚相談NPO

https://bridal-npo.org/

高田馬場にあるIBJ系列の結婚相談所です。

「門前払いしない結婚相談所」を掲げており、障害者、持病のある人も「門前払い」をしない対応をとっています。身体障害はもちろん、精神障害を持っていても門前払いせず話を聞いてくれます。

結婚相談所まで来られない方、遠方在住の方には出張相談なども行っています。(首都圏近郊だけではなく地方在住の会員もいらっしゃいます)。

ハンディがある人向けのものとして

  1. IBJ会員となり会員の中から探すコース
  2. IBJを利用せず、登録してある人や付き合いのある結婚相談所等の紹介で婚活するコース

があります。
①は少なくともIBJで活動できる条件を満たすことが必要ですが、②はそうではない重度の障害者の方でも活動できます。

IBJ会員となり会員の中から探すコース

①の場合、IBJ5万7千会員がお見合い候補となりますが(実際は男女どちらか、なので半分ですが)、過去の経験や実績、相談所との連携で、ハンディを持っていても大丈夫という人を紹介していきます。
IBJのシステムからハイスペックな人に申し込むこともできますが、実際は厳しいので、相談所が積極的に関与してマッチングしそうな人を紹介していきます。

他の(IBJ系の)結婚相談所ではハンディがある人の婚活のノウハウがないので、要は

  • 勝手に検索して探して
  • おおよそお見合いが成立しない相手を紹介される

のいずれかであり、はっきり言ってお見合いが全く成立しないことになります。
多くの会員の中からハンディがあってもお見合いができそうな人を選んでくれるのが最大の特徴です。

IBJを利用せず、登録してある人や結婚相談所等の紹介で婚活するコース

②はさらに重度な障害を持っている方向けのプランです。

①の場合、活動資格はIBJ準拠(つまり男性は定職があり安定した収入云々)ですが、これはそうしたものがありません。もっとも、重度の障害があれば障害年金を受給していると思うので「安定した収入」はある程度あることになります。

IBJのシステムを利用できないため、お見合いができそうな人がいたら都度紹介や打診がある感じですね。

②では障害者同士のお見合いが多いのですが、同じ障害ではないケースもあります。
つまり、車いすの人同士ではなく、車いすの人と目や耳が不自由な人、あるいはうつ病や統合失調症の人とのお見合いが提案されることがあるということです。

活動費

通常のIBJの結婚相談所と比較して激安です。

入会金 18360円(通常5万円~20万円)
月会費 ①3260円 ②無料(通常1万円~2万円)
お見合い費 3260円(通常5000円~1万円)
成婚料 32400円(通常10万円~高いところは100万近く)

月会費3260円であれば婚活サイトと変わりません。
この会費で結婚相談所の手厚いサービスが受けられます。

ただし、ただでさえ婚活が難しい方向けのプランですので、活動についてアドバイス以上の耳の痛いことも言われることがあるようです。

「結婚したい相手」と「結婚できる(可能性がある)相手」はやはり違います。
そこを間違えると健常者以上に結婚できないのは言うまでもありません。

なお、こちら「結婚相談NPO」はハンディがない人でも、一般の結婚相談所と比較して格安で婚活ができます。
サービスが同じならば安いほうがいいに決まっていますから、是非結婚相談所の候補に入れてみてください。

門前払いしない=確実に入会できる、ではありません。
約束の打ち合わせに来ない、音信不通になる、活動中に連絡が取れなくなるなど問題があれば入会できませんので注意してください。

また、重度のうつ病などで、起きているのがやっとなど婚活どころではない人は回復、治療を優先していただくことになります(医師の「婚活可」の診断が必要です)

結婚相談NPOまとめ

  • ハンディがあっても門前払いしない
  • 最低限婚活できる体調が必要
  • IBJ系列なのでIBJのシステムが利用可
  • IBJを利用しない格安プランもあり
  • お見合いができそうな人を選んで紹介してくれる
  • 遠方には出張相談可。地方在住の会員もいる
  • 婚活できる=結婚できるではやはりないので注意

障害をお持ちの方・理解者の方の婚活パーティー

エクシオ

http://challenged-party.com/

婚活パーティー大手の「エクシオ」が主催する障害者及びそれに理解がある人限定の婚活パーティーになります。
非常に人気で毎回すぐに定員に達してしまいます。

基本的な流れは通常の(エクシオの)婚活パーティーと同様ですが、障害者に配慮したサポートを行います。付添人が同席することもできます。

当初は様々な障害を持つ方が一緒にパーティーを行っていましたが、最近は少しずつ障害が細分化されていて「聴覚障害を持つ方、理解者限定」といったパーティーも開催されています。
おそらくニーズがあり、開催を求める声が多いということだと思うので、今後はもっといろいろな障害限定のパーティーが増えていくのかもしれません。

参加費

  • 男性 3000円~4000円
  • 女性 無料~500円

通常のエクシオのパーティーよりも男性は少し安いという感じです。

カップリング成立後

婚活パーティーなのでカップリングが成立すれば連絡先が交換されます。
ただし、普通の婚活パーティーでも成立後やり取りが続かないケースは多いですよね。障害を持っている方同士の場合、より熱意と根気が必要になります(メールを打つのに時間がかかる障害の方もいますし、全盲の方ならばメールの字が読めない、耳が不自由な方なら電話ができないなどハードルは高いです)。
そうした現実は理解してください。

ウェディングチャペル

http://クリスチャン結婚.com/障害者結婚-出会い/

京都にある特にクリスチャンや障害者(身体、精神)の相談を親身になって聞く「JBA」(日本結婚相談協会)系列の仲人型結婚相談所になります。
障害者限定のコースなどはありませんが、出張相談なども行っていて、関西在住でなかなか自力で外出するのが難しい人などはここを利用してみてもいいと思います。

めんちゃれ

http://www4.hp-ez.com/hp/mentyare/page1

精神障害者の方の出会いをサポートする団体です。
定期的に横浜を中心に遠足や散策、カラオケなどを行っています。

精神障害者に特化した婚活はここ以外ほとんどないので、もし参加できそうな方がいれば検討していただいてもいいと思います。
ちなみに、ここの代表の方は自身が開いたこの団体のイベントで結婚相手を見つけています。

京都ハローブライダル

http://www.hellobridal.com/

京都にある「日本ブライダル連盟」系列の仲人型結婚相談所です。
特に障害者に特化しているわけではありませんが、代表の方が車いすとのことで、身体障害者向けにバリアフリーを意識したサポートを行っています。

日本ブライダル連盟、あるいはIBJに限らず「障害があるからダメ」ということはまずありません。
収入や働けるかどうかなどが審査されるということです。

心身障害者結婚相談所

静岡にある結婚相談所です。
HPがないので詳細は不明ですが、2016年10月の新聞記事があるのでおそらくやっていると思います。

(毎日新聞の記事)

http://mainichi.jp/articles/20161009/ddl/k13/100/094000c

地方自治体の身体障害者向け結婚相談所

自治体の中には、障害者福祉の一環として身体障害者の婚活をサポートする活動を行っているところがあります。
身体障害者限定が多いので、精神障害の方が利用できないものが多いようですが、問い合わせてみてもいいと思います。

京都身体障害者結婚相談所 http://fureai.sakura.ne.jp/
広島市身体障害者結婚相談所 http://shishinren.com/kekonsodan.html
山梨県障害者福祉協会 http://www.sanshoukyou.net/services/marriage.html

茨城県身体障害者福祉協会
結婚相談事業
一般社団法人 大分県身体障害者福祉協会 http://oitaken-shinshokyo.com/kekkonsoudanjigyou.html
群馬県身体障害者福祉団体連合会 結婚相談所 http://www.normanet.ne.jp/~gunmasin/pdf/kekkon.pdf

自治体レベルではまだあるかもしれませんので、お住まいの市区町村や都道府県の障害者福祉関連の部署に問い合わせていただくといいと思います。
ただし、身体障害者向けの婚活がメインで、やはり精神障害や精神疾患を抱える人の婚活サポートは極めて少ないと言わざるを得ません。

クローズして婚活はあり!?

探してみてすぐに活動できそうなのはこのくらいでしょうか?
もちろん、車いすや目や耳が不自由で外見からすぐわかる障害や病気でなければ、婚活サイトや結婚相談所、婚活パーティーでも「クローズ」(伏せて)で活動することはできます。

前にも書きましたが、ある段階で言わなければいけないことですので、ダメだった場合のショックは大きくできれば初めから理解してくれる人を選んだほうがいいというのが私の意見です。ただ、それをサポートしてくれるところが少ないのも事実です。

ハンディがある方限定の婚活サイトはないので、婚活サイトの場合はプロフィールに書くかどうかだと思いますが、「病気」「障害」「手帳」等で検索してもオープンにしている人はとても少ないです。
でも実際のハンディを持っている人の割合からすると、クローズで活動している人はかなりいるのだと思います。この辺りは転職などと同じですね。

  • 障害者雇用:収入が低い、配慮される
  • 一般雇用:収入が高い、配慮されない

就職や転職の場合は障害への配慮と収入はトレードオフですが、婚活はそうではないですし、障害者雇用2%のように数字で「雇用しなさい」と言えないわけで、より難しいミッションになると思います。

上で書いた婚活は、障害者OKと謳っているものですので、是非相談してみてください。

ハンディキャップ婚活その3~それでは具体的に何をすべきなのか? まとめ

  • ハンディを持っている人の婚活が厳しいのは大前提
  • ハンディを持っている人向けの結婚相談所がある
  • ハンディを持っている人、理解者が参加する婚活パーティーもある
  • 精神障害者は身体障害と比較して婚活の機会が少ない(配慮されない)
  • ハンディを伏せての婚活にはリスクがある
  • ここで書いた婚活に問い合わせだけでもしてみると良い