関東北部3県の婚活は男性にはキツイ!?

婚活は都会が有利で地方が不利と言われますが、必ずしもそうでもないようです。婚活をしている絶対数でいえば都会のほうが多いのは当然ですが、人数が多ければいい人が見つかるわけでもありません。やはり「倍率」というものはあるんですね。結婚は男女で行うものですから、どちらかが著しく多ければうまくいきません。

1000人婚活している人がいたとして、

男性:女性=500人:500人

であれば、相手に高い条件を求めなければ何とかなりそうですが、これが

男性:女性=700人:300人

ならば、何をどうやっても男性が余ってしまいます。上の人数比なら余裕で結婚できる高スペック男性も、下では結婚できずに余ってしまうかもしれません。特に問題なのが、男性のほうが多い「男余り」の地域です。

婚活は一般的に女性有利なのですが(女性のほうが選べる)、男余りの地域ではそれに拍車がかかります。結婚できずに余ってしまう男性は女性のように「嫁ぐ」という選択肢が取りにくいので(仕事を捨てられない)、いつまでも独身でいなければいけません。今回は、そんな「男余り」の傾向が強い北関東について考えてみます。

群馬、栃木、茨城では男余りの傾向が強い

男性が余っている地域で有名なところに愛知県があります。特に三河地方(愛知県東部、名古屋市よりも東)では結婚適齢期の男性が多すぎると言われています。これについては別の記事で書きたいと思いますが、理由は自動車工場がありそこで働く男性が多すぎるということですね。

でも、今回の記事の対象である北関東はあまりそういうイメージがありません。確かに、茨城ならば日立の工場がありますが、群馬、栃木は違いますよね。実際のところどうなのでしょうか?

雑誌『東洋経済』の記事に「茨城県が1位!「ニッポン男余り現象」の正体」というものがありました。これをもとに考察していきます。

茨城県が1位!「ニッポン男余り現象」の正体 | ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―
男性の生涯未婚率が23.4%、女性は14.1%(配偶関係不詳を除く)――。これは、10月末に発表された2015年の国勢調査確定値で明らかになった事実です。5年前の前回調査(男が20.1%、女が10.7%)と比較すると、男&

これによると

「男余り率」((男女差分)÷(20代~30代の男性数))は

1位 茨城県
2位 栃木県
3位 福島県
4位 群馬県
5位 愛知県

と、なんとあの愛知県よりも北関東3県は男余りなんです。また、傾向として、男余り率は「東日本>西日本」です。東日本の方が男性は結婚しにくい?

一般的な男余りの理由

一般的な男余りの理由はある程度説明ができます。

①男性の方が多く生まれる

そもそも、生物学的、自然の摂理として、統計的には

男性:女性=1.05:1 で生まれます。

これは男性のほうが病気などで小さいうちに亡くなりやすいからです。もともと生物の基本形は女性であり、男性は繁殖しやすくするために基本を改造して、筋肉をつけたり体力をつけたりできる体になったためどうしても無理が出るようです。

平均寿命が男性のほうが短いのもそのためとも言われています。遺伝病なども男性だけがなるものが多いですよね(生まれつきの遺伝性の色弱や難聴などは男性が圧倒的です)。

というわけで、絶対数として男性のほうが多く生まれるので、結婚適齢期の男性も余ってしまうわけです。ひょっとすると、何百年も前であれば、小さい頃の病気で男性が亡くなり、結婚適齢期にはちょうどいい割合で男女がいたのかもしれませんが、医学の進歩で助かるケースが多くなったということです。

②女性は年上の男性と結婚しやすい

なぜ結婚年齢は女性のほうが早いのか、社会的な構造もありますが(女は早く嫁に行け、など)、それも少なくなってきました。

そうではなく考えられるのは、女性は年上の男性と結婚するのは普通ですが、男性が年上の女性と結婚するのはそれほど多くないということです。

「姉さん女房」という言葉があるということは、年上の女性を妻にすることがレアだからです。逆に「兄さん亭主」という言葉はありませんよね。年上の男性と年下の女性が結婚するのは珍しくもなんともないからです。

女性が5歳年上の男性と結婚するのは抵抗は少ないが、男性が5歳年上の女性と結婚するのは本人、家族にも抵抗がある人がいます。

ご存知のように日本では少子化が進行しています。

40歳の絶対数と30歳の絶対数を比べれば40歳のほうが断然多いわけです。男性の方がもともと多く生まれていますから、40歳の男性の数>40歳の女性の数です(70代くらいになると早死にする男性が増えるので逆転しますが)。

構図として40歳の男性と30歳の男性が30歳の女性を取り合う感じになります。すると競争に敗れた男性たちが多く残ってしまうということです。

③「時間差一夫多妻制」

生涯未婚率(50歳の時に一度も結婚したことがない人の割合)は、男性20%、女性10%です。なぜ倍違うのか、このサイトの記事でも何度も書いてきましたが、男性の中の「女性にだらしないリア充層」が、結婚→離婚→再婚→離婚を繰り返すからです。

だから、バツイチシングルマザーの女性は増えますので、「結婚したことがない人」は減るということになります。

そうでなくても、男性の場合自分が離婚したことがあっても、初婚の女性を選びがちです。世間的にも何となく許容されています。

一方、離婚歴がある女性が初婚の男性と結婚するのはまだまだハードルがあるようです。初婚男性も「バツイチ女性は嫌」という人が結構いますし、周囲も「やめておけ」という雰囲気を残しています。

だからモテない男性はバツイチ女性もターゲットにして婚活すべきなんですが、「えり好み」をしてしまうためいつまでたっても結婚できないことになります。

結局、1人のリア充男性が時間差で複数の女性と結婚する「時間差一夫多妻制」があるためモテない男性はいつまでたっても結婚できないことになります。

④女性は無職でも結婚できる

「女性は専業主婦でもOK」という社会通念があるため、ある意味「訳アリ」の女性であっても結婚することができます。男性が稼いで女性は家に居ればいいわけで、それでもいいという経済力がある男性がいるため、女性のほうが結婚しやすいです。

無職、「家事手伝い」の男性が「主夫」になって仕事をしている女性と結婚するというのはかなりレアケースです。特に結婚相談所などでは「定職のある」(正規雇用の)、「一定の収入がある」人でないと男性は入会できないところがほとんどです。

一方女性は独身であれば無収入で入会OKとしています。入会できるのと結婚できるのは違いますが、女性の場合婚活の俎上に乗らないケースはほとんどない、男性は一定の条件を満たさないと婚活自体ができないという不平等があります。

「男女差別だ!」そうかもしれませんが、婚活やお見合いは個人や民間がやることですので、

・無職の女性でもいいと言ってくれる男性がいる
・無職の男性でもいいと言ってくれる女性がいない

以上仕方がありません。

というわけで、今の日本の社会システム上どうしても男性が余ってしまいます。今に始まったことではなく、戦前から(戦争中に若い男性が戦争に駆り出されていたときでさえも)男余りだったとのことです。

群馬、栃木、茨城でなぜ男性が余るのか

社会的に男余りになることについては大体わかりました。しかし、なぜ北関東で男性が余るのかについては「東洋経済」の記事でもよく分かっていません。

・仮説1:容姿に問題がある

そんなことはあり得ません。○○県は美人が多くて、一方でダサ男が多いから結婚できないなんてデータはありません。

・仮説2:離婚率が高い

離婚率が高ければ、再婚を繰り返すリア充男性に女性を取られてしまうという仮説が成り立ちますが、むしろ北関東の離婚率は全国平均よりも低いんです。

・仮説3:若い女性が都市に出てしまう

結婚適齢期の女性が東京などに行くから、地元で就職したり、家業の農業をしたりする男性が余ってしまう、もっともな理由のようですが、人口流入、人口流出データで顕著なものはないようです。もしそうなら西日本の田舎だって男性が余るはずです。

・仮説4:若い男性が都市に出てしまう

これもダウトです。そうならば地元に残っている男性は希少価値ですからむしろ結婚しやすくなるはずです。

・仮説5:北関東の男性は婚活が下手

純朴で擦れていない男性が多く、婚活のようなその場しのぎのコミュニケーション力がなくうまくいかない。そうであるならやはり純朴そうな人が多い西日本の人だって苦戦するはずです。

・仮説6:北関東は男尊女卑だ

むしろ結果は逆になるはずです。男尊女卑ならば男性の意見が強いのだから、昔のように無理やり地域の人がお見合いでくっつけるはずです。注目すべきは、九州の男余り率が低いこと。九州では男尊女卑的傾向が残っている地域もあり(鹿児島が一番男余りでないのは、薩摩隼人の西郷隆盛のイメージそのまま、男性の意見が強そうです)、だから女性の発言権が低く意に沿わない結婚が行われているかもしれません(事実、筆者が九州の女性とお見合いしたときに「??」と思ったことがありました)。

・仮説7:日立に男性が集結している

愛知のパターンですね。でもそれだと茨城県が男余りなのは説明できますが、群馬県と栃木県が説明できません。茨城県が男余り1位なのは、北関東固有の「何か」の上に、日立などの地域的事情がプラスされた結果なのかもしれません。

「東洋経済」の記事を書いた人も、私も北関東固有の男性が余る「何か」についてはよくわかりません。仮説もほとんど否定されます。うーん、なぜでしょう?

ブランドイメージが低い3県

婚活とはあまり関係ないかもしれませんが、「ブランド総研」というところが毎年発表している都道府県ごとの魅力度ランキングがあります。

地域ブランド調査2016_魅力度47都道府県ランキング

2016年は見事に、群馬、栃木、茨城がボトム3という情けない結果になっています。例年、この3県に埼玉県を加えた、北関東4県で最下位争いをしています。

何がそんなにダメなのか?

・観光名所が少ない
・地域の名産が少ない
・夏は毎日のように激しい雷雨

など考えられますが、「これがあるから是非行きたい!」というのがないのかもしれません。でも、だから男性が余るということにはつながらない気もします。「県に魅力がないから女性が嫁に行きたくない?」、ちょっと無理がありますよね。

というわけで、北関東3県でこんなに男性が余っている理由はよくわからないんです。

「婚活」はむしろ逆!?

絶望的にならないでください。独身男性は確かに余っているかもしれませんが、婚活をしている男性が余っているわけではありません。

一般的に結婚相談所や結婚情報サービスでは会員数は「女性≧男性」になっています。

例えば

オーネット 男性:女性=55:45
ツヴァイ  男性:女性=50:50
IBJ     男性:女性=40:60

IBJは圧倒的に男性有利ですよね。全国でこの数字なので、女性が多い関西などでは男性:女性=3:7くらいでは?とも言われています。

上で書いたように婚活の場合、男性は年収や定職などが必要になり、一方女性は無職やニートでもOK、ということで婚活への参入障壁が違います。ネット婚活でも「女性無料」というものがありますよね。女性は婚活へ気軽に参加できるため人数が多い、と考えましょう。

つまり、男性の場合、婚活へ参加できる条件を備えているならば、参加した方が有利な条件で戦えます。これは北関東3県でも同じです。

婚活をしていない人も含めた独身では男余りですが、「婚活」をすればそうではないということです。

北関東3県の婚活

では、群馬、栃木、茨城の男性はどのように婚活すればいいのでしょうか?

前提として都心部へ行くことも想定する

婚活パーティーもそうですが、地元で会う、参加するのに加えて、東京や横浜にも行きましょう。湘南新宿ラインや常磐線を使えばそれほど大変ではないはずです。

東京や横浜、あるいはさいたまの女性と会う場合「自分が行きます」の姿勢を崩さないように。相手に群馬や栃木に来てもらおうとすれば絶対に続かないでしょう。

また、地元のパーティーだけ行っていると、参加メンバーが固定されているのが分かると思います。一度ダメだった人と顔を合わせても気まずいですし、脈はないですよね。どうせお金を使うのであれば、新しい出会いを求めていきましょう。

大手結婚情報サービス

大手結婚情報サービスの事務所はここにあります。

<楽天オーネット>

群馬県 高崎支社
栃木県 宇都宮支社
茨城県 水戸支社

群馬は前橋ではなく高崎にあります。
<ツヴァイ>

群馬県 ツヴァイ高崎
栃木県 ツヴァイ宇都宮
茨城県 ツヴァイ水戸

<サンマリエ>

栃木県 サテライト宇都宮

月1回だけ開催される臨時事務所です。

<ゼクシィ相談カウンター>

なし(北関東3県には事務所なし)

<ノッツェ>

栃木県 宇都宮支店

<パートナーエージェント>

群馬県 高崎店
茨城県 水戸店

仲人型結婚相談所

<IBJメンバーズ>

なし

<仲人協会連合会>

群馬県 群馬県仲人協会(高崎)
栃木県 栃木県仲人協会(宇都宮)
茨城県 茨城県仲人協会(水戸)

<中小の結婚相談所>

地名で検索すればいくつもヒットします。ただし、その県の会員数はそれほど多くないので、東京、埼玉、千葉、神奈川の人も候補に入れて、相手の住んでいるところまで出向くのが基本になります。

女性から積極的にお見合いの申し込みがあると期待せず、自分から南関東の人へ積極的に申し込んでそこに行く、という姿勢を基本にしてください。

婚活パーティー

小さな会社がやっているものを挙げだすときりがないので省略しますが、結婚相談所系列の婚活パーティーは結婚相談所があるところのスペースに専用ラウンジがあります。

<エクシオ>

群馬県 前橋、高崎
栃木県 宇都宮
茨城県 日立、水戸、つくば

婚活パーティー最大手のエクシオですが、ここはチャンスが多そうです。会場は茨城県北部の日立までカバーしています。

<OTOCON>パートナーエージェント系列

群馬県 高崎
茨城県 水戸

にラウンジあり。

<PARTY☆PARTY>IBJ系列

群馬県 高崎会場のみあり(一般会場)

<YUCO.>

群馬県 高崎(一般会場)
茨城県 つくば(一般会場)

<ゼクシィ縁結びPARTY>ゼクシィ縁結び系列

栃木県 宇都宮、栃木市2都市で開催

<シャンクレール>

群馬県 高崎、前橋
栃木県 宇都宮
茨城県 水戸、つくば

ここは比較的北関東の人が参加しやすそうですね。

<ノッツェ婚活パーティー>

栃木県 宇都宮

これらをまとめると、婚活パーティーで活動しやすいのは

群馬(高崎)>栃木=茨城という感じでしょうか?意外と群馬だと参加しやすいみたいです。

北関東の婚活まとめ

以上みてみると、高崎が意外と婚活に向いていることが分かります。一方で群馬県の県庁所在地である前橋はさっぱりですね。両市は隣接しているので不便はありませんが意外です。

ただし、前橋・高崎‐宇都宮‐水戸と、県庁所在地の横のラインは移動しにくいので、そうではなく、婚活のフィールドは自分のいるところ+南関東方面ということになると思います。

男余りでも戦える

北関東3県は「陸の孤島」ではありません。電車で30分もすれば東京や埼玉に出ることができます。つまり、自分の県だけでみて「倍率が高い」と絶望的になるのではなく、南関東各県の女性も自分の対象になるのだと思ってください。

女性の絶対数は南関東のほうが多いわけですから、北関東だけの男余り率を見てもあまり意味がないと思います。

それにもし結婚できれば、お互いの中間地点から職場に通うということも十分できるはずです。婚活の段階では、女性のところに時間をかけて通う、と心がけていただければ数字ほどの不利さはないと思います。

愛知県の場合は周囲に愛知よりも大きな人口が多い県がないので苦戦しますが、北関東3県ならば南関東や埼玉県に出ればいいだけです。大丈夫です。十分に戦えます。

まとめ

・統計上、北関東3県は「男余り」である
・しかし合理的に説明できる理由がない
・北関東のブランドイメージは低いという調査があるがそれが原因とは考えづらい
・独身者は男性の方が多いが「婚活者」は女性の方が多いので実は売り手市場である

・地元+南関東、埼玉県に出て行って婚活するのが基本戦略
・各県に婚活の起点となる結婚相談所や婚活パーティー会場がある
・北関東は「陸の孤島」ではないのであきらめない!