「高学歴の女性は婚活で苦労する」は本当か?婚活市場の最適化戦略

「高学歴の女性は婚活で苦労する」は本当か?

婚活で「バリキャリ」の女性は結婚できない、とよく言われます。
人気があるのは「MARCH」や女子大卒業の人であり、東大、京大、一橋大、東工大など有名国立大学はもとより、早稲田、慶応、上智などの有名私大の人もモテないと言われています。

「結婚するには大卒、有名企業の一般職!」と言われることもありますが、果たして高学歴の女性は婚活で余り、苦労してしまうのでしょうか?その学歴を武器にできる婚活はないのでしょうか?

上方婚、下方婚と婚活

上方婚、下方婚

ハイスペ女性が結婚できないのは本当?

医師や弁護士の女性は、他の職業の女性と比較して、年収は圧倒的に高いですよね。
明らかにハイスペの人といえるでしょう。
そうしたハイスペ女性の結婚について、医師のデータをもとに見てみたいと思います。

医師、看護師の結婚年齢を研究した医師・看護師の婚姻状況・西基|北海道医療大学看護福祉学部紀要によると、結構驚くべき結果が出ています。

  • 男性医師の未婚率は14.6%
  • 女性医師の未婚率は47.9%
  • 男性看護師の未婚率は36.9%
  • 女性看護師の未婚率は33.0%
  • 30歳~34歳の男性医師の未婚率は23.4%
  • 30歳~34歳の女性医師の未婚率は51.3%

ここで、男性の平均結婚年齢31.1歳、女性の平均結婚年齢29.4歳というデータも勘案すると次のことがわかります。

  • 男性医師は通常よりも結婚が早い
  • 女性医師は結婚できない
  • 看護師は男女とも結婚年齢は変わらない

つまり、「医療現場は忙しすぎて出会いのチャンスがない」「結婚している余裕がない」というのは間違っていて、むしろ男性医師はモテるわけですよね。
女性医師だけが有意に結婚できないという事実があります。

この論文では、女性医師だけが結婚できない理由を以下のように考察しています。

  • 医師の仕事は激務である
  • 育児や家事は女性の仕事だという社会の認識が強い
  • 一度出産するとなかなか現場に戻れない

これは、話題になった東京医大の差別入試の理由そのものになります。

私が医師を辞めた理由…「育児も仕事も中途半端」自責の念、過重労働で職場に余裕はなく|弁護士ドットコム

「激務なのは男性医師も同じでむしろ大変なのでは?」と思われるかもしれません。
だから、男性の場合、モテる医師というステータスを利用して、専業主婦希望の女性と結婚して、家事や育児はすべて妻に投げるわけです。

男女ともに家事や育児もしやすい職場環境を・・というのがこの問題の解決法として言われていますが、こと結婚についていえば解決法は「専業主夫になってくれる男性と結婚して女性医師がバリバリ働き、家庭のことは主夫に丸投げする」ができれば、女性医師も結婚できます。

しかし、そのパターンはほとんどありません。
そこが、この問題の根深さでもあります。

これは医師だけではなく、弁護士などのサムライ資格や総合商社やキャリア官僚などの女性にも当てはまるかもしれません。

上方婚と下方婚

上方婚と下方婚

「バリキャリ女性が外で働き、家のことは主夫に丸投げする」ことができないのは、日本独特の「上方婚」「下方婚」志向になります。

リンク先の研究を見ながら少し考えてみましょう。

いわゆる典型的な「昭和の家庭」を思い出してください。

「夫が外で働き妻が家で専業主婦、ないしパート」のあれです。
あの家庭を構成していたパターンのほとんどは以下に当てはまる夫婦でした。

  • 学歴は夫の方が高い
  • 年収も夫の方が高い
  • 年齢も夫の方が高い

つまり、すべての点で男性(夫)の方が妻よりもステータスが「上」だったパターンです。

これを男性の「下方婚」、女性の「上方婚」と言います。

  • 「上方婚」:自分より収入、学歴、職業、年齢、身長・・等が高い人と結婚する
  • 「下方婚」:自分より収入、学歴、職業、年齢、身長・・等が低い人と結婚する

男性は自分よりも「下」の女性と結婚したくて、逆に女性は自分よりも「上」の男性と結婚したかったんです。

年功序列賃金で、夫の収入だけで家族を養える時代ならば、この条件でも結婚して家庭を維持できたかもしれませんが、雇用が不安定化し、男性の非正規雇用も増え、逆に女性の社会進出が進み、稼ぐ女性が増えてくると、このモデルは成り立たなくなりました。

社会のシステムは変わってきているのに、男性は自分が低収入やスペックが低いのに意地を張って、マウントをとれる女性にしかアタックせず、一方、女性も上方婚志向が変わらないので、そうした男性は最初から相手にせず、さらに高スペックの男性を狙って相手が見つからない、という状況に陥っています。

男女ともに意識改革が必要で、女性も例えば、家事をすべてやってくれる男性(ただし収入などは自分よりも低い)ではダメなんでしょうか?
親や家族が反対する?そんな頼りない男は嫌?

高学歴女性が結婚できる方法は?

高学歴女性が結婚できる方法

こういう現状を認識していただいたうえで、高学歴女性が結婚するためにはどのように行動すればいいのでしょうか?

①下方婚もOKにする

専業主夫希望の男性とまでは行かないまでも、自分よりも偏差値が低かった大学の男性や、収入が低い男性との結婚を許容します。自分がバリバリ働き、家のことはどちらかというと夫に任せます。もちろん、夫婦で同じ割合の家事分担にしてもよいでしょう。

②あくまで上方婚で攻める

「やっぱり自分よりも下の男は嫌」、そう考える人は婚活を工夫しなければなりません。普通に生活していて相手が見つからないのは、医師のデータで明らかですよね。

③違う評価ベクトルの人と結婚する

「学歴」「企業名」などが自分よりも下の男性は嫌、というのであれば、そうした尺度ではない仕事をしている男性と結婚すれば、上方婚、下方婚という価値基準も薄れます。

例えば、芸術家、芸能人、音楽家、作家、マンガ家、スポーツ選手・・・。
こういう男性と結婚するならば、自分の評価のステージとは違う人ですから、結婚も問題なさそうですよね。
いい大学を出ている女子アナが高卒のスポーツ選手と結婚するのに似ています。

「婚活」で上手くいかない理由は?

婚活がうまくいかない理由

婚活をしていても全然出会いがないと嘆いている高学歴女性の多くは、上方婚できる男性がほとんどいない婚活で、下方婚を許容できず、数少ない(ハイスペ男性の)パイを争っているからです。

もし、「年下で年収が低い男性でもOK」「自分が養ってもいい」「専業主婦希望は捨てる」という決断ができれば、比較的結婚相手を探すのは容易でしょう。

それが行き着いた婚活として姉コンがあります。
こちらは、通常の婚活とは逆に、女性が会費等を負担し、年下や年収が低い男性との結婚を目指すというものです。
上方婚ではなく、専業主夫希望や、夫の年収にこだわらない人ならば、こういう選択肢もあります。

また、通常の婚活の場合、男性が上方婚を避けているわけですから、自分から積極的にアタックしてください。
女性からアタックされれば、男性は冷やかしだとは思わなくなり、自身が上方婚するのにためらいがなくなるかもしれません。

あくまで上方婚にこだわるならば

上方婚にこだわる
それでも、自分も稼いでいるけど、相手にはもっと稼いでいる男性がいい!とこだわるのであれば、今行っている婚活を見直す必要があります。

  • 婚活サイト→すぐに辞めましょう。低スぺが多く意味がありません
  • 婚活パーティー→「ハイスペック限定パーティー」といっても本当に男性は年収証明を出していますか?
  • 結婚相談所→「普通の人」が多い結婚相談所ではハイスペ男性を見つけるのが大変です。

結局、どの婚活をしても、高学歴ハイスペ女性が上方婚できるハイスペ男性を見つけるのは至難の業です。

中収入&中スペック(あるいは低収入&低スペック)かつ下方婚志向の男性しかいない婚活をやっても、いつまで経っても相手が見つからないのは当然です。

上に書いた「姉コン」は上方婚を希望する男性に絞った結婚相談所ということになります。

いずれにせよ、よほど戦略を持って取り組まないといけません。

押さえておきたいハイスペ男性の性格、性質

ハイスペ男性の性格、性質

ここで上方婚を狙う場合に押さえておきたいことがあります。
ハイスペ男性の性質です。

「ハイスペ男性は収入が高いので、専業主婦希望の妻がいい」つまり「若くて美人ならば学歴や収入は問わない」という考えがあります。
そういう男性もいます。

一方、もう一つのタイプがいることも知ってください。
それは、

  • 自分も自立しているので相手(妻)も自立いてバリバリ働いてほしい
  • 夫に寄生したり、夫をATM扱いしたりするのは論外
  • ダブルインカムで稼いで、家事が必要な場合はハウスキーパーなどにアウトソーシングする
  • 話のレベルが合う人、教養のある人がいい、バカは嫌い

こういうタイプの人も結構います。
こういう人と結婚するならば、婚活を上手く活用すればいいんです。

結局、こういう分け方になります。

  1. 妻に専業主婦になってもらいたい男性→徹底的な下方婚志向。妻は若くて美人がいい。学歴はあまり問わない。家事や育児は妻にお任せする。
  2. 一緒にバリバリがんばってもらいたい男性→下方婚~「同類婚」志向。若くなくてもいいが相応の学歴と収入を求める。家事や育児は分担する。
  3. 姉コン希望の男性→徹底的な上方婚志向。年上女性でもOKで、自分が稼げない分家事や育児はしっかり引き受ける。自分より高学歴大歓迎。

高学歴で出会いがない人は、1をターゲットにしてはダメで、2と3の方法を戦略的に選ばなければなりません。

「高学歴だけど専業主婦希望で夫に養ってもらいたい」人は、婚活ではまず相手が見つからないと思ってください(女性よりも高学歴、高スペックで1の人を探します)。
その場合、若くない人(35歳以上)はチェックメイト状態で需要はありません。

3については「姉コン」で見つけることが可能で、2については通常の婚活では母集団の中のハイスペ男性が少ないので市場の選定として間違っています。

というわけで、2の一緒にバリバリ働き稼ぐ結婚を希望する人は、本当の意味での「ハイスペ限定婚活」に参加しないといけません。

ハイスペ専門の結婚相談所を活用しよう

ハイスペ専門の結婚相談所

ハイスペ専門の場合、私が勧めるのは何といっても結婚相談所になります。婚活サイトが論外なのは言うまでもありませんが(詐称し放題)、婚活パーティーも大手のパーティー会社だと人数合わせのため、本来「ハイスペ限定」のはずが集まらず、普通の男性にも声をかけて集めるものもあり、結局損をしてしまいます。

もし、婚活パーティーで上方婚できる相手を探すのであれば「男性2000円 女性10000円」など、明らかに女性の参加費が高いものにしましょう。

通常の参加費(男性の参加費>>女性の参加費)のものだと「自称ハイスペ男性」が紛れ込む可能性があります。

というわけで、やはり一番確実なのは、会員データがハイスペ限定の結婚相談所を利用することです。
ここで、共働き希望のハイスペ男性を見つければ、高学歴女性でもむしろ有利な立場で婚活ができます。

それではどういう結婚相談所がいいのでしょうか?

これは、以前私が書いた記事
エグゼクティブなあなた向けのハイクラス限定の結婚相談所を紹介
を是非読んでみてください。

特に

などは、独自のハイスペック会員オンリーのデータベースもあり、数万人いる結婚相談所ネットワークよりも、フィルタにかけられているのでおススメです。

IBJなどの仲人型結婚相談所はダメ?

「ハイスペ 結婚相談所」などで検索すると出てくるIBJなどに加盟する結婚相談所ですが、ダメということはありませんが、共通の(ハイスペから低スぺまで玉石混交の)データベースを使っているので、あえて「ハイクラス専門」を謳っているところに入る必要はありません。

安くて親切な仲人がいるところに入り、仲人さんとよく相談しながらハイスペ男性を選り分ければ大丈夫ですが、それなら最初からハイスペ男性のデータしかないところに入った方が効率がいいです。

高学歴女性の婚活最適化戦略

高学歴女性の婚活戦略

以上をまとめると「高学歴過ぎて男性に引かれて出会いがない人」は以下の戦略を立ててください。

1.あくまで上方婚にこだわる場合(自分よりも「上」の男性と結婚したい場合)
  • ハイスペック専門の結婚相談所
  • ハイスペック婚活パーティーで女性の参加費の方が高いもの
2.下方婚でも構わない場合
  • 「姉コン」など上方婚を積極的にしたい男性が集まる婚活を探す
  • 通常の婚活で自分からスペックが下の男性にアタックする

この2通りになります。

通常の婚活をしながら上方婚を希望しても、そもそもその場に「上」の男性はいないのですから見つかるわけがありません。
高学歴なのですから、戦略や戦術を練るのはたやすいはずです。

高学歴の女性が婚活で苦労するのは、需要が少ない市場でがんばっているからで、少しステージを変えれば「引く手あまた」になるはずです。

下方婚の注意点 親の説得

下方婚の注意点

自分が下方婚に納得したとしても、壁として立ちはだかるのが両家の親です。

男性の親「息子にはそんな高学歴のお嫁さんは無理」
女性の親「娘と釣り合うのは旧帝大男性のみ。こんな高卒なんてふざけるな」

こういうケースを解決するだけではなく、えてして、親の学歴と子どもの学歴は比例します。
東大卒の父、慶応大卒の母が相手の高卒の両親を受け入れない、ということもあるかもしれません。

ただ、男性→下方婚、女性→上方婚のよくある結婚ではあまり問題にならないのですから、要は親の価値観も返させて納得させるのが大切となります。

完全に同じ価値観の両家、なんてありえないわけですから、結婚すれば何とかなるはずです。
あとは、みなさんの中で上方婚へのこだわりを捨てられるか、にかかっています。

「高学歴の女性は婚活で苦労する」は本当か? まとめ

  • 高学歴女性が婚活で苦労すると思われているのは、婚活をする市場のミスマッチにある
  • 一般的に男性は自分よりも「下」の女性と結婚したい下方婚志向
  • 一方、女性は自分よりも「上」の男性と結婚したい上方婚志向
  • 「上」にいる高学歴女性は一般男性の条件に合わない
  • だから通常の婚活ではなくステージを変えるか自身の希望を変える
  • 「ハイスペック専門結婚相談所」でバリキャリ妻希望の男性を見つける
  • 自分を下方婚許容に変えて、自分よりも「下」の男性にアタックする
  • スペックはいいのだから絶対的な不利にはならない
  • 35歳を超えている場合、上方婚かつ専業主婦希望は婚活ではまず叶わないことを知る
  • 両家の親が下方婚の場合反対する可能性がある