DNAマッチング婚活とは?メリットとデメリットから賛否両論の口コミをまとめてみた!

DNAマッチング婚活とは?

婚活、特に結婚相談所において紹介される人が「自分の条件とは合わない」と思ったことはありませんか?

人間は第一印象でその人の評価の7割だか8割が決まってしまうという話もあります。

一方で、お見合い結婚の方が恋愛結婚よりも離婚率が低いというデータ(※)もあります。必ずしも表面的なものだけでは結婚はうまくいかず、他人の意見やお互いの価値観の歩み寄りも重要な要素になっています。

今回紹介するのは、最近増えている「DNAマッチング」と呼ばれる婚活です。「
DNAで婚活?」一体どういうものなのでしょうか?

【お見合い結婚ってどういうもの?恋愛結婚との違いは?】|ノッツェ

DNA婚活って何?

DNA婚活って何?

DNA婚活では、実際に口内の粘膜から遺伝子(DNA)を採取します。
それを専門的な検査機関に送り、遺伝子情報を調べます。
遺伝子(DNA)の解析結果をもとにマッチングする相手を紹介する流れになります。

この遺伝性検査に5万円前後かかります。

DNA情報の解析によって

  • 総合結果
  • 魅力度
  • 関心の種類(友達か結婚か)
  • 互いに惹かれ合う度合い
  • 妊娠の相性度

などがわかると言われています。

そもそもDNA婚活に科学的根拠はあるの?

DNA婚活はHLA遺伝子でマッチング

しかし、このDNA婚活は科学的根拠があるのでしょうか?
正直眉唾のような気もしていますが・・・、調べてみました。

DNA婚活はHLA遺伝子(通称恋愛遺伝子)といわれる遺伝子情報を使ってマッチングに利用します。

聞きなれない、という人がほとんどだと思いますが、匂いと関係していて、HLA遺伝子の相性がいい人がお互いの匂いが好きなんだということです。

「フェロモン」に近い概念なのかもしれません。
確かに一緒にいて不快にならない匂いの人ならば、結婚生活もうまくいきそうです。

ここまでが、DNA婚活をやっている会社の説明ですが、個人的に「水素水は体にいい」的な怪しさを感じたのでもっと深堀して、医師の論文を解釈します。

今西(1994)は、「HLA遺伝子は、免疫機構の中でも非自己抗原の認識を担当するものであり、人の遺伝子の中で最も変異に富む遺伝子の可能性がある。HLAの対立遺伝子の中には病原体への抵抗性を示すタイプや、逆に疾患の原因になるタイプがある」と研究しています。

今西規「HLA遺伝子の多様性と人の進化」

また、小川(2016)も論文の中で「HLA遺伝子によって、微生物等異物が体内に侵入した際に、自己と非自己を区別し、非自己を排除するための生体防御機構、免疫をつかさどっている」とまとめています。
小川公明「HLAの基礎知識1」

様々な難病やがん、糖尿病の発症などにもHLA遺伝子が関わっていて、自分のHLAのタイプを知ること自体は医学的にも有用なようです(あるHLA遺伝子だから確実にある病気になるわけではなく、発症のリスクの問題です)。

心臓病の家系とか、がんの家系とかも、迷信ではなくHLAタイプが遺伝されていると考えると説明がつきます。

その他にも学術的にHLA遺伝子について研究しているものはたくさんありますが、結婚と絡めたものはすべて、遺伝病になりやすいかどうか、国際結婚で日本人が普通発症しない病気が出てきた、ある村で珍しい病気が多いのは村内で結婚していてHLA遺伝子が似ているから、というような医学的見地のものです。

HLA遺伝子と恋愛や離婚率の低さ、結婚生活の満足度と言った、DNA婚活が謳っているものについては、学術的な論証は何一つされていないんです。

これを

  1. まだ新しい見地からの研究だから今度研究結果が出てくる、先行研究だ
  2. 医学的なものしか実際には関係しない。だからDNA婚活は眉唾だ

このいずれと考えるのか、通常ならDNA婚活を推したいところですが、私には断言できません(後段も参照)。
正直な婚活ライターなのでウソは書けないんです。

DNA婚活のメリット

DNA婚活のメリット

DNA婚活を推奨している団体のHPなどによると、メリットは以下の通りになります。

1.遺伝子レベルでマッチングできる

遺伝子の相性が分かるので、本当に自分に合った相手とマッチングできます。
顔とか性格の一致ではなく遺伝子レベルの一致です。
「遺伝子レベルの一致」なんというパワーワードでしょうか!

これが正しいなら、デートをして価値観のすり合わせをする必要もなさそうですね。。

2.妊娠しやすい、健康な子どもが生まれやすい

遺伝子の相性が合うと、妊娠3カ月以内の着生不全(流産)のリスクが下がると、科学的に証明されているとのことです。

3.DNAの相性が良いと離婚しない、結婚生活がうまくいく

お互いの匂いに惹かれあうならば、結婚生活もうまくいきそうです。「臭い!嫌!加齢臭!」とならないのは大きいですね。

4.子どもの病気リスクが減る

昔から近親婚が否定されてきたのは、倫理的なものに加えて、遺伝病のリスクを減らす意味合いがあります。遺伝病の遺伝子を持っている人同士が結婚すれば、子どもが遺伝病を発症するリスクが格段に高くなります。

なるべく遠くの人と結婚すべき、と言われていたのは無意識のうちに遺伝病リスクを減らすためだったんです。

DNA検査で病気のリスクがわかれば、同じ遺伝子傾向ではない人と結婚して子どもが病気になるリスクを減らすことができます。

DNA婚活への批判

DNA婚活への批判

筆者の見解はあとで述べますが、このDHA婚活へは批判もあります。

1.そもそも科学的根拠はあるのか?

上述のように、先行研究でも、そもそも「DNAが合う」というのが何を意味するのか、定義すらあいまいです。
結婚がうまくいく、相性が合うと学術的に論証したものはほとんどありません。

「遺伝子が合う」=「結婚がうまくいく」と断定することができるのでしょうか?
「DNAが合う」として、25歳の人が60歳の人を紹介されてもまず無理ですよね。

「水素が多い水を飲む」=「身体に良い」と同レベルのエビデンスだとちょっとやばいですね。

2.生命の選別につながる、生命倫理上の問題

出生前診断についても賛否両論あります。
「不完全な遺伝子を排除する」という方向になったら怖すぎます。
行き着く先は『1984』など生命の情報を国が管理する「ディストピア」かもしれませんよ。

また、相手が遺伝病のリスクなどを知ったときにどうしますか?
倫理的にも軽々しく語れないと思います。

実際にそういうディストピアを舞台にしたマンガで、後にアニメ化、映画化された作品に『恋と嘘』があります。

『恋と嘘』は「満16歳以上の少年少女は自由恋愛が禁止となり、国が「国民の遺伝子情報に基づいて決めた」最良の伴侶と恋愛をして結婚しなければならない、子作りから家庭を作ることを義務付けられた部分的な管理社会政府から子育てからセックスについての指導が入るほどとなっている。」

というまさにDNA婚活そのものです。吐き気がします。

3.DNAは最高の個人情報、それを民間企業に伝える!?

DNAは個人の人間の設計図そのものです。
住所や電話番号、住民票、マイナンバーなどよりもはるかに機密性が高い情報です。
クローン技術が発達すれば、口内から採取したDNAでもう一人のあなたが作られるかもしれません。

そこまでの個人情報を、医療目的が明確で指針もしっかりしている病院ならともかく、一民間企業に過ぎない婚活業者に伝えることのリスクはどうなんでしょう?
ひょっとすると、アヤシイ目的で売られるかもしれませんよ。

4.性格は遺伝と環境の相互作用である

離婚原因の一位は断トツで「性格の不一致」なのですが、人の性格は「遺伝と環境の相互作用」で決まると言われています。
いくら遺伝子マッチングしたとしても、育ってきた環境によって性格の不一致は大いにあり得ます。

性格が合う人と知り合う一つの要因に名はなるかもしれませんが、それだけで決めるのはリスクが高いと言わざるを得ません。

筆者の見解

ここまで読んでいただき、筆者の考えはお察しだと思いますが、かなりDNA婚活には批判的です。

筆者は「お見合い復権論者」ではありますが、動物を交配させるような考えでの結婚は許容することはできません。

性格診断によるマッチングとは次元が違うところにDNAマッチングはあります。

人を、サンプルA、サンプルB・・・のように扱い、本当にモノ扱いして「遺伝子が○○だからあなたには△△」というのは優生思想そのもののように思えます。逆に星座占いや性格診断(結婚相談所で行うレベル)のエビデンスしかないのであれば、そこに5万円も払って委ねるというのはバカらしいです。

ただし、これは筆者個人の見解なので間違っているかもしれません。
ただ、遺伝子が似ている一卵性双生児でも結婚相手のタイプは違いますからね。

DNA婚活への評判、口コミ

DNA婚活の口コミをtwitterで拾ってみました。

賛否両論ですが、ディストピア感というか生理的嫌悪感を出している人が多いですね。まぁ当然だと思います。

それでもDNAマッチング婚活をしたい人は・・おすすめ3選

DNA婚活について、批判的な文脈になってしまいましたが、ひょっとするとその理論は科学的で、運命の出会いにつながるかもしれません。

また、あくまでDNAマッチングはきっかけに過ぎず、ここから本当の恋が始まり良い家庭を築けるかもしれません。

だから、情報漏洩などのリスクが少なそうなDNAマッチング婚活を挙げてみました。

ここならば、大きなリスク、デメリットはないかもしれません。

あとは実際にやるかどうかはみなさん次第です。

ノッツェ DNAマッチング

ノッツェ DNAマッチング
「DNAマッチング」

大手結婚情報サービスの「ノッツェ」が行うDNAマッチングです。知名度がありますから、DNA情報などの管理については大丈夫なのでしょう。

入会金 30,000円
DNA検査費 50,000円
紹介(毎月1人) 15,000円
成婚料 100,000円

※料金は税別

「遺伝子的に合う人」が毎月1人だけ紹介されます。それとこの価格が見合うのかどうか、よく考えて判断してくださいね。

ジーンパートナージャパン

ジーンパートナージャパン
DNAで見つける運命の相手

世界50か国で展開するDNA婚活企業の日本代理店です。
ここで直接婚活をするのではなく、提携する3つの結婚相談所のいずれかに入会することになります。

提携している結婚相談所は、大手の結婚相談所団体に加盟しているところなので、DNA婚活以外のお見合いもできますから、結婚相談所として最低基準はクリアしていて、リスクは低いものと思われます。

36,000円で検査キットを購入し、スイスの研究所で分析、そのデータが各結婚相談所に送られるようです。データは焼却されるとのことですが・・。

DNA Compass

DNA Compass
DNA Compass

DNAを相性項目に入れた婚活サイトです。

入会金、検査費 19,800円
月会費 3,980円

※料金は税別

安いので、ぼったくりリスクは低く、DNAは「相性度」という指標に出ますが、他の条件でも検索できますので、そこまで絶対的な判断基準になっていないということで、まだマシかなと思って3番目に載せました。

会員数はそこまでいないようなので、普通に出会いを求めたい人は、マッチドットコムやPairsをすればいいでしょうね。

他にも検索するといくつか出てきますが、かなりアヤシイ感じなので載せませんでした。
正直、先行事例やうまくいった経験談が少ないので、推せる要素が少ないというのが実情でしょうか?

以上、DNA婚活について書かせていただきました。否定的な文脈になってしまいすみません。
婚活を就活に置き換えるとわかりやすいですが、性格診断で職業の向き・不向きはわかっても、DNAで職業を決められたらたまったものではないと思いますが・・。

みなさんいかがお考えでしょうか?
問題提起も含めて紹介させていただきました。
いやー、よく婚活を考えるものだというのが正直なところです。

DNAマッチング婚活とは?メリットとデメリット

  • DNAレベルで相性が合うということがあるらしい
  • その中でも「HLA遺伝子」が重要になる
  • HLA遺伝子は病気のリスクなどと関係している(医学的根拠あり)
  • HAL遺伝子のタイプが違う傾向の人との子どもは遺伝病等のリスクが低下する可能性(近親婚の逆)
  • ただし、夫婦の相性とHAL遺伝子が関係しているという研究は日本ではない
  • DNAでマッチングさせるという構図がディストピアを連想させる
  • DNAは究極の個人情報。一民間企業に渡していいものか?
  • 性格はDNA(遺伝子)だけで決まるものではない
  • 婚活における先行実績に乏しい
  • それでもやりたいならばなるべく知られている会社のものにする

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