官製婚活完全ガイド!官製って何?自治体婚活におけるメリットとデメリット!

官製婚活のメリットとデメリットガイド

みなさん「官製婚活」ご存知でしょうか?どちらかと言えばネガティブな意味で使われることが多い、自治体などが音頭をとって行う婚活のことです。婚活会社に代わり都道府県や市区町村が行う婚活ですが、そのメリット、デメリットについてまとめてみたいと思います。

 

■官製婚活、自治体婚活の今

 

毎日新聞などを見ると、様々な自治体で婚活パーティーなどを行います、というニュースが載っています。なぜこれほど自治体婚活、官製婚活が盛んになったのでしょうか?理由はいくつか考えられます。

 

過疎化が進む地方を立て直す

少子高齢化によって最もダメージを受けるのは人口が減り続けている田舎の自治体です。何とか子どもを増やすためには結婚してもらうしかなく、それを後押しするために結婚や出会いのサポートをします。

 

最近では、遠方に住んでいる人向けにも婚活を実施して、その自治体を好きになってもらい、将来的な移住を考えもらおうというところもあるようです。

 

少子化対策をしていることの住民アピール

だいたいどこの自治体の首長も「少子化対策をします」と言っていますができることは限られています。働きやすい環境づくり、保育園の充実、小児医療費の無料化など対策の選択肢はいくつもありますが、どれも財源も必要ですぐには実施できません。

 

自治体婚活、官製婚活は手っ取り早くできて、あまりお金もかからず、わかりやすい形で地域住民にアピールできる少子化対策なんですね。

 

政府の補助金と婚活会社の売り込み

実は、自治体が婚活イベントを行うと政府から補助金が出る制度があります。

 

 

補助金をもらうための要件は細かくて、飲食費に充てることはできないなどありますが、国のお金で自分の自治体の少子化対策アピールができれば、元でもかからず一石二鳥ですよね。

 

また、その流れに乗じて、既存の婚活会社(IBJとかゼクシィとか)が自治体に持ちかけて、婚活イベントを共催する流れも起きています。運営を婚活会社が任されれば、それだけ収益になりますし、お客さんを囲い込むこともできます。結構、婚活会社→自治体への営業がすごいみたいです。

 

「婚活ブーム」に乗り遅れたくないから

自治体の場合「お役所仕事」になりがちなので、どうしても新しい事業のアイデアを実施しにくい環境にあります。だから「安全パイ」として婚活が盛んなのだから、それに合わせてイベントを打っても問題ないんじゃないか、という消極的選択ですね。

 

何もしないと「うちの自治体では婚活イベントはしないのですか?」と住民から意見が出る可能性もあり、ブームに乗っかっておけば大丈夫的な考えもありそうです。

 

本サイトでも各都道府県が実施している自治体婚活、官製婚活についてまとめ記事を作成しました。合わせて読んでみてください。

 

【全国版】婚活&結婚の都道府県サポートセンター&相談窓口ガイド

 

 

■官製婚活への批判

しかし、官製婚活、自治体婚活へは批判もあります。批判は大きく分けて二種類に分けられます。

 

□税金で出会い系を運営するな!

自治体が婚活をするのは税金の無駄だという批判です。確かに、自治体婚活をしても費用対効果に見合った成果(この場合結婚)が出ているのか疑問です。

 

「このパーティーでは100組中20組のカップルが成立!」とPRしても、婚活パーティーの後でフェードアウトになるカップルがほとんどなのを考えると確かに無駄に思えます。

 

また、婚活の場合サービスの対象が「恋人がいない独身の男女」に限定されるので、広く公共の福祉に使うべき税金の使途としてどうなの?という見方もあります。

 

もっというと、本人確認を厳格に行い、独身証明書を提出させるなどしないよ、他の民間の婚活パーティーと同じように既婚者や恋人がいる人が紛れ込み、遊び目的、ヤリ目的のために使われる可能性もあります。税金を使ってヤリ友探しに使われたら・・・マズイですよね。

 

政府の補助金が飲食費に使用できないのも、税金からそういうお金を支出すれば批判が出ることが分かっているからです。やはり税金の使い道として妥当なんでしょうか?

 

□人の生き方をお上が指図するな!

もう1つが「結婚しない生き方」を否定しているという批判です。「結婚してください」と自治体や政府が音頭をとるということは、結婚しない生き方はよくないと言っている。これは個人の自由な生き方、選択肢を阻害し「結婚」というレールが絶対的に正しいものだと思想を植え付けている、というものです。

 

  • 結婚しない生き方
  • 同性婚
  • 法律婚をしない事実婚

 

これらを否定して「結婚をしてこそ一人前」という価値観を公共のものとして税金を使って普及啓蒙するのはおかしい、というものですね。

 

今の時代、職場の上司が部下の女性に「彼氏いないの?」と聞くだけでセクハラです。自治体が「恋人がいない男女」のデータを集めること自体、セクハラで人権侵害なんじゃないの?「産めよ増やせよ」の戦前を思い出すという意見もあります。

 

確かに結婚したくない人を無理やり婚活イベントに連れて行ったら大変なことになりますよね。

 

■官製婚活に頼らざるを得ない状況もあります

批判はごもっともなのですが、逆に官製婚活に頼らざるを得ない状況もあります。流行に乗っかっているだけではなく、住民アピールだけでもなく、官製婚活をやらざるを得ない状況も今の日本にあります。

 

□民間婚活サービスが高すぎる

結婚適齢期の人の収入格差が昔よりも格段に広がっています。年収200万円の人に、毎回5000円以上とられる婚活パーティーや、初期費用だけで数十万円かかる結婚相談所での婚活は経済的に無理でしょう。

 

だから儲からなくてもいい官製婚活、自治体婚活の割安な料金が助かるという切実な問題があります。

 

□田舎の自治体では人がいないので民間婚活サービスが機能しない

婚活サイトや結婚相談所に入会したことがある人ならわかりますが、田舎の県だと県全体でも会員が数十名というところもあります。高いお金を払って入会しても、その数十人と会って(断られて)ダメだったらもう誰にもアタックできない状況になり、婚活は終わってしまいます。

 

民間婚活サービスへ入会しようという人は案外少なく、敷居が高いと思う人も多いので、自治体の婚活であれば信頼してやってみようという人がいるかもしれません。

 

官製婚活、自治体婚活は毎回そこそこ人数が集まっています。民間では採算が取れずにできないところでもこれなら婚活のチャンスがありそうです。

 

□お見合いの減少を補う方法がない

かつてお見合い話を持ってきてくれた人が今は減っています。お見合い結婚は現在5%、お見合いおばさん自体がいませんし、職場の上司が下手なことを聞けばセクハラ案件になってしまうのは上述の通りです。

 

お見合いの減少分を補うだけのサポートが今の世の中ありません。自治体で「お見合いサポーター」を募集しているのは、少しでもツテのある人を集め紹介し、結婚につなげてもらおうという考えです。

 

■官製婚活のメリット・デメリット

 

官製婚活は自治体が行うということでメリット、デメリットがありそれを理解することが大切です。

 

□メリット

低廉な活動費

 

民間婚活業者と違い自治体サービスの一環ですから、参加費は非常に安く抑えられています。通常5000円以上する婚活パーティーも2000円前後。男女共同参画ですから、男性だけとても高い参加費を取られる傾斜配分もありません。

 

自治体運営の結婚相談所もあり、ここならば数十万円する初期費用もなく、成婚料もかかりません。安く婚活したいならば自治体で行うのがいいでしょう。

 

運営元が安心できる

 

IBJやオーネットなど大手の婚活事業者はこれまでやってきた実績があるところは安心できますが、中には聞いたこともない会社が婚活ビジネスに乗り出しているケースもあります。運営が拙いだけならまだいいのですが、集めた個人情報を別のビジネスで使ったり、どこかに売り渡したり、漏洩したり・・・というリスクは否定できません。

 

官製婚活、自治体婚活は自治体の名前で運営するわけですから信用度が高く、婚活初心者でも参加しやすい雰囲気にあると思います

 

□デメリット

どんな人でも受け入れなければならない

 

民間の婚活サービスの場合

 

  • 年齢制限(男性50歳、女性45歳までなあど)
  • 年収制限(男性は年収:年齢×10万円以上でないと入会できないなど)
  • 特定の学歴限定(東大、早慶限定結婚相談所)
  • ある資格を持っている人限定(看護師限定、医師限定、弁護士限定など)
  • 収入がある人限定(男性は安定した定職を持つ人のみ)

 

など独自の設定で入会者を絞れますが、公の婚活ですから、そうことをしては差別にあたります。

 

これはメリットでもあり、民間の婚活で排除された人も官製婚活、自治体婚活ならばできるのですが、婚活できるのと結婚できるのは別問題です。

 

言い方はよくないのですが、会員のスペックがかなり低く、条件で相手を見つける婚活としてはどうなの・・・ということもあり得ます。

 

かつて私が入っていた自治体(板橋区)の結婚相談所も、今思うと民間の結婚相談所では絶対断られるな・・と思う人もいました(全員ではないですし、そういう人も結婚できるべきです)。

 

運営が拙い

民間事業者はプロですから、婚活パーティーの運営も上手いですし、歩合制で自分の生活に跳ね返るので、結婚相談所での相手の紹介も本当に結婚できそうな人を紹介してくれます。

 

一方、官製婚活は自治体職員の仕事の1つとして行うだけですし、自治体の結婚相談所ならば中の人はほとんどボランティアに近いおばちゃんだと思います。そういう人が、PDCAサイクルを使って婚活戦略を・・とはなりませんよね。

 

運営も拙く、本気になってサポートしてくれないかもしれません。システムも脆弱で、情報は紙のファイルで管理というところもあるかもしれませんね。

 

高いお金を取る分、民間の婚活サービスのほうが結果としていい結果をもたらし、費用対効果がよかったということもあるかもしれません。

 

婚活を専門に行う人と、多くの仕事の1つとして行う人の違いはやはり出てくると思います。

 

■筆者の「官製婚活」に対する考え

「官製婚活」と揶揄されるのは価値観押し付けが耐えられないという意見が多く、それについてはごもっともです。

 

ただ、モテなかった人間から見ると、結婚でしか異性とくっつけないということがあります。

 

お見合いおばさんは激減しています。その中で、私の持論でもある「底辺の男性と中間の女性が残ってしまう法則」の底辺男性を救う手段がなくなっています。

 

コミュ力があり、自分で恋人を作れるし、結婚するかしないかを選べる人は好きにしたらいいです。

 

でも、かつてはお見合いで救われていた層=お見合いでしか結婚できない層で結婚したい人を助ける手段がないんです。

 

この作品のように国が結婚相手を決めるなんてとんでもないですが

 

(『恋と嘘』PV)

 

 

他人のお世話を借りないと伴侶を得られない人というのは一定層存在します。何度も言いますが、自分で決められる人は好きにしたらよくて、そうではない私のような「結婚したい底辺」がわずかでも助かる手段として官製婚活を利用するのはいけないことだとは思いません。

 

それがだめなら、お見合いや官製婚活に代わる方法を見つけて提案していただきたいと思います。これが筆者松田の本音です。

 

  • 自分で恋人も見つけられる層→誰からも干渉されずに好きに生きる
  • かつてお見合いでしか結婚できなかった非モテ層で結婚したい人→「官製婚活」も積極的に利用

 

で住み分けができると思いますがいかがでしょうか?

 

■官製婚活、自治体婚活だけやらない

超田舎で自治体婚活しかない、婚活するお金がない人は自治体婚活に大いに頼っていただき、そうでない人(例えば千葉県の人とか)は、官製婚活はあくまで「オプション」として行い、メインの婚活(結婚相談所や婚活サイト)も並行するようにしてください。

 

婚活によって参加する層が違います。できるだけ色々な人と会うことでご縁につながります。自治体婚活は毎週あるわけではないですよね、だから時間の余裕があるときに参加する、くらいのスタンスでいいと思います。

 

私は自治体婚活を「官製婚活」とネガティブにはとらえていません。行動しなければ可能性はゼロですから、何もしないよりも何かアクションをすることが大切だと考えます。

 

それに、昔TVで見た高度成長期に集団就職で都会へ来た人たちの結婚(20歳を過ぎると社長が勝手に社員内で結婚させる)のほうがよほど人権無視だったと思います。

 

だから「納税者として利用してやる」くらいの感覚で行きましょう。みなさんが結婚するチャンスが少しでも増えますように。

 

■官製婚活完全ガイド!官製って何?自治体婚活におけるメリットとデメリット!

 

  • 自治体が婚活イベントを行ったり、自治体独自の結婚相談所を設けたりする「官製婚活」が増えている
  • メリット:安価で信頼できる組織の婚活、という安心感がある
  • デメリット:運営が拙く、会員の質があまりよくないかも
  • 「上が『結婚すべし』という価値観を強制している」という批判が根強い
  • 地方へ行けば行くほど民間の婚活サービスが成り立たない現状がある
  • 民間でできない部分を「官製婚活」で埋め合わせているのが現状
  • お見合いが廃れた中で民間の婚活サービスを利用できないモテない人を助ける手段が「官製婚活」以外にない
  • コミュニケーション能力があり自由に生きたい人は好きに生きればよい
  • 自治体婚活はオプションで、他の婚活と並行させる戦術で行くべき

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