35歳を過ぎると妊娠がきつくなるのは本当?〜逆算する婚活の時期とは

アラフォー!?35歳を過ぎた人の逆算する婚活ガイド

「35歳過ぎると妊娠できなくなる」などと言われますが、果たしてそれは本当なのでしょうか?そうであるならば婚活を急がないと子供が欲しい女性は間に合わなくなってしまいます。一方で、不妊治療などの生殖医療が日々発達しています。50歳近くでの妊娠出産というニュースもありますよね。今回は婚活と妊娠、出産について考えてみることにしました。

 

年齢によって低下する妊娠率

 

どこのサイトともわからないデータを出しても意味がないので、「日本産婦人科学会」が公開している一次資料から妊娠率を見ていきます。

 

妊娠率=1生理周期あたりに妊娠する確率

 

https://plaza.umin.ac.jp/~jsog-art/20121017data3.pdf

 

これを見ていきますと、32〜33歳くらいまではほぼ横ばいですが、以降低下が始まり、やはり35歳くらいから大きく低下していきます。

 

妊娠率はだいたいこんな感じになります。

 

25歳 25%〜30%
30歳 25%〜30%
35歳 18%
40歳 5%
45歳 1%

 

もちろん個人差がありますが、妊娠することができる能力=妊孕力(にんようりょく)は、生物学的にどうしても加齢には逆らえないのだといえます。

 

アンチエイジング技術の発達で、女性はいつもまでも若々しくいられるようになりましたが、体内の生物学的な時計を遅らせることはやはり難しいようです。卵子の「老化」を止めること自体はできないようです。

 

通常、健康な男女が普通にセックス(週2〜3回くらい)していると、2年以内に8割〜9割が妊娠すると言われています。それでも妊娠しないのがいわゆる「不妊症」なのですが(上の妊娠率は1か月あたりの数字です)、35歳を過ぎてしまうとどんどん1か月あたりの妊娠率が減っていきます。

 

また、妊娠率の低下と反比例して、赤ちゃんが病気や障害等を持って生まれる可能性が増加していきます。加齢とともに卵子の染色体にバグが生じる(染色体異常)可能性が増加します。

 

ご存知のように、妊娠可能な期間は卵子が子宮にある「排卵期」である1周期当たり3日前後だと言われています。1年で約12回、加齢とともに妊娠率、妊孕力は低下していくためチャンスはどんどん減っていきます。これは困りましたね・・・。

 

不妊治療の限界と負担

 

だからと言って何もできないというわけではありません。不妊治療をはじめとした生殖医療の発達によって40歳になっても妊娠する可能性が以前よりも高くなりました。

 

不妊治療とは

 

@タイミング法

 

排卵期、妊娠しやすい日を推定してその日付近にセックスします。男性は数日禁欲(射精しない)します。

 

↓ 効果がない場合

 

A人工授精

 

産婦人科で精子を特殊な器具を使って直接子宮へ注入します。

 

↓ 効果がない場合

 

B体外受精

 

女性の体から卵子を取り出して、精子をかけてまた子宮へ戻します。

 

↓ 効果がない場合

 

C顕微授精

 

特殊な針を使って直接卵子に注入して強制的に受精させる最後の方法です。

 

@はお金がかかりませんが、A以降は高額の費用が掛かります。不妊は「病気」ではないので保険がきかないものが多いんですね。しかも、不妊治療すれば100%妊娠するわけでもありません。多額の費用を払っても空振りに終わることは多いんです。

 

実際に不妊治療を行うと

 

30代の夫婦平均 130万〜140万
40代の夫婦平均 300万を超える

 

というデータもあるようです。それでも妊娠できなかったら・・・、大変ですよね。

 

□自治体の補助も限界がある

 

子育て支援をアピールしている自治体の中には、不妊治療の費用の一部を助成する制度を持っているところもあります。100万円以上かかる不妊治療を少しでも軽減して、その自治体に住んでもらえれば・・ということで公費(税金)を投入しているのですが、実はこの助成、年齢制限があるんです。

 

自治体によりますが、助成金が出るのは42歳前後までのところが多いです。「それは差別ではないか」「妊娠しにくい40歳以上に手厚い補助を」という意見ももっともですが、妊娠率15%の年齢の人に補助するのと、妊娠率3%の年齢の人に補助するのでは費用対効果が全く違います。

 

税金は無尽蔵にあるわけではありません。少しでも助成をして効果がありそうな年齢(要は若い人)に投資をした方が妊娠し赤ちゃんが生まれます。残念ながら限られた税金を有効に活用するためにこうなってします。

 

つまり、赤ちゃんが欲しいならば結婚は急がないと手遅れになってしまうということです。40歳を過ぎてしまうと公的な支援も期待できなくなってしまいます。

 

日本では事実婚、婚外子が少ない

 

35歳を過ぎると妊娠しにくくなるのであれば、結婚前に妊娠してしまえば・・・と思われるかもしれませんが、世界中で日本ほど「事実婚」が少ない国はないんです。

 

世界各国の「婚外子」の割合(結婚しないで生まれた子供の割合)

 

厚生労働省の資料より http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/13/dl/1-02-2.pdf

 

2008年

 

日本 2.1%

 

参考

 

スウェーデン 54.7%
フランス 52.6%
デンマーク 46.2%
イギリス 43.7%
アメリカ 40.6%

 

など

 

日本の低さが際立ちます。「フランスでは事実婚が増えて少子化が改善した」というのは確かなのですが、日本では「できちゃった結婚」という言葉があるように、妊娠したら責任を取って結婚しないといけないという文化、風習、世間の目などが極めて強いんですね。

 

そもそも欧米では「妊娠の責任を取って結婚」の「責任」という認識がないんです。

 

婚活をしている人は恋人がいない人がほとんどですから、「できちゃった」可能性は低いのですが、要は日本の場合まず結婚、入籍ありきであり、妊娠についてはそれから考えることという考えが浸透しています。

 

結婚相談所などでは、体の関係を持ったり同棲したりすれば成婚退会となる規定を設けているのは、トラブルの防止という側面が強いのですが、先に妊娠するのは困るということも関係しているのだといえます。

 

結果として婚活を急がないといけない

 

ということは、結果として婚活で結婚相手を見つける場合、1日も早く活動しないといけないことになります。結婚までのスケジュールですが行う婚活によって異なります。

 

お見合いの場合

 

お見合いをして出会い、双方OKならば交際。基本的に「仮交際」「並行交際」の概念はなく、3か月を目途に結婚できるかどうか決定し、その後プロポーズ、婚約。結婚(入籍)までは約1年くらいになります。

 

・お見合い→交際(3か月)→プロポーズ→(9か月以内をめど)→結婚

 

結婚相談所の場合

 

お見合いをしてOKならば仮交際、その間並行交際は可能ですが、3か月以内に1人に絞り今交際、そこからさらに3か月を目途にプロポーズをして成婚退会になります。結婚(入籍)はその後ですが、大体半年くらいで結婚するケースが多いようです。

 

・お見合い→仮交際(3か月以内)→本交際(3か月以内)→プロポーズ→(半年をめど)→結婚

 

婚活サイト、婚活パーティー等の場合

 

交際が始めれば通常の恋人関係であり、細かい決まりはありませんので当人のペースで結婚までいきます。ただし、だらだらと関係を続けていて結局別れてしまったとなると、時間が無駄になってしまいます。

 

精神的にショックという以上に、妊娠できる可能性が減っていくわけで、プロポーズをしてくる素振りが男性にあるのかなどを見極めたほうがいいでしょう。婚活ですから早め早めに動いていくことが大切です。

 

結局1年くらいはかかります

 

お見合いや結婚相談所など周囲の圧力がある婚活でも、運命の人と出会ってから約1年はかかるということです。ということは35歳を過ぎている場合、一刻も早く婚活をする必要があります。妊娠率も妊孕力もあとは下がっていくだけですから時間的猶予はないんです。

 

もちろん、本交際している中で先に妊娠してしまおう(できちゃった婚狙い)という考えもなくはないのですが、もし何らかの事情で別れてしまった場合のリスク、ダメージが多すぎます。

 

訳ありシングルマザーは再度婚活しても非常に厳しい(要は人気がない、申し込まれない)状況にあります。入籍することで法的に男性側にも責任が生じます。結婚したくて婚活している人たちですから結婚を急ぐ方向で動いた方がいいのではないでしょうか。

 

つまり

 

・婚活開始→結婚、入籍までどんなに短くても1年(最初の婚活イベントで出会いがある人は絶対少ないです)
・35歳を過ぎると加速度的に妊娠しづらい体になる
・日本では妊娠は結婚、入籍ありきで理解されている

 

ということですから、子供が欲しいのであれば、例え20代の方であっても

 

「一日も早く婚活を始める」

 

という結論になります。45歳くらいまでなら不妊治療を併用すれば妊娠の可能性はあります。某マンガではないですが「諦めたらそこで試合終了ですよ」。

 

男性の婚活時期と妊娠について

 

ここまで女性のことばかり書いてきましたが、女性だけで妊娠できるわけではありません。男性は女性と違い、生涯妊娠させることは可能です。しかし、やはり35歳を過ぎると妊娠率は緩やかながら減っていきます。

 

また、障害などを持った赤ちゃんが産まれる可能性も高くなるため、やはり結婚は早い方がよく、婚活もすぐにでも始めるべきです。

 

あと最悪なのは婚活で知り合った女性(30代後半)と結婚する気がないのに付き合い、いつまでのプロポーズせずに別れてしまうことです。

 

男性の35歳→40歳は髪が薄くなるくらいなのかもしれませんが、女性の35歳→40歳は妊娠できるかできないかの瀬戸際です。そうした女性の人生を無駄にするようなことは避けてください。婚活で出会って「この人と結婚はないな」と思ったのなら速やかに別れるのが女性のためでもあります。

 

だからと言って、20代や30代前半の女性なら遊びで付き合ってOKということでは絶対にないです。婚活で知り合ったのならば結婚を前提にしたお付き合いをしなければなりません。遊びならば恋活やリアルでの出会いを求めてくださいね。

 

・女性と同じように結婚したいと思ったらすぐに婚活を始める
・婚活で出会った女性については年齢も意識して人生に責任を持つ

 

これが男性の婚活になります。

 

35歳を過ぎると妊娠がきつくなるのは本当? まとめ

 

・どんな婚活でも出会いから結婚までは最短でも1年くらいかかる
・35歳を過ぎると有意に妊娠しにくくなる医学的データがある
・同時に病気や障害を持った赤ちゃんが産まれるリスクが高くなる
・不妊治療は進歩しているが年齢的な限界がどうしてもある
・日本では籍を入れない事実婚が極めて少なく社会の許容性も低い
・だからまず結婚してそれから妊娠しなければならない
・思い立ったが吉日、すぐに婚活を始めるのが良い
・男性は婚活で知り合う女性の年齢もよく考えて真摯誠実に対応をしなければいけない

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